そろそろスローペースジョグに使っているシューズが寿命を迎えそうで、代わりのシューズは買わず少し上のペースで使っているシューズを使う予定でした。しかし物欲には勝てず、、、アメリカではメジャーな存在で毎シリーズ評価も良いようなので試してみることとしました。
BROOKSはアメリカのメーカーで、自分が気になっていたのはウルトラランナーのスコット・ジュレクがトレランシューズを監修していたから。しかしながらトレランシューズにはワイドモデルが無く、通常のものはどうしても足に合わなかったので断念。普段はアディダス一辺倒のロードシューズもたまには浮気してみたいものです。
今回購入したのはGHOST 15のワイドモデル。幅としては2Eと記載があります。どのメーカーもそうですがワイドモデルは選べるカラーリングがあんまりなくて今回も地味な真っ黒になってしまいました(ワイド出してくれているだけありがたいんですが)。
シューズそのものを見る前にシューズボックスが結構遊んでいる感じで履く前から楽しくなります。
シューズ全体の外観としては、ミッドソール後ろ側が丸みを帯びているのが特徴的です。ミッドソールはDNALOFTv2という新素材を使っているそうで軽量且つソフトな履き心地を実現しているとのこと(比較できないので売り文句そのままです)。
シューズを外から見るとドロップが少な目に見えますがカタログでは12mmあるとのこと。重量は26.5cm 2Eで実測271g。数字上のスペックからすると速く走るよりもジョグや少し速いペースに向いてそうです。
普段アディダスで26.5cm 2E~3Eを選択する自分ですが、同じサイズを選んだところジャストフィット。きついところも緩いところもなく良い感じです。
アッパーのメッシュ素材は甲の部分が粗めになっており蒸れを防げそうです。柔らかさがあるのでこれもフィット感が良くなる一因かなと思います。
シューレースは極めて普通のもの。結びやすさがあるので個人的には良いです。レースの通しが〇ではなく細長くなっているのでレースを締めているとたまに表裏が逆になってしまうのを防止する効果がありそうです。自分はよく結ぶ付近のレースがグルグルになってしまうことが多いので好印象です。
シュータンは本体と繋がっているモデルを良く見かけますが、GHOST 15は繋がらず単独になっています。タン自体の厚みもあり、足に優しそうです。
見えにくい写真で申し訳ありませんが、踵周りのクッションがかなり付いており、ホールド感は抜群です。
ラバーソールの形状を見ようと思ったら、、、ミッドソールと色が一緒なのでどこがラバーなのか一目で分からない 笑。手で触って確かめましたが、真ん中の部分以外はラバーになってました。ゴムの感触がグニョグニョしていて手に張り付く感じだったので雨の日等で良いグリップを発揮してくれそうです。
インソールは立体的で厚みは普通、最近のシューズでは一般的なんじゃないでしょうか。ノリ付けされたりはしていないので自分の別持ちインソールがある場合容易に交換ができます。
履いてみた感じですが、見た目通り柔らかく足全体を包み込んでくれるような感じがして優しい印象です。削ぎ落したレーシングシューズとは真逆の印象ですね、何というわけではないですが何か安心感を感じます。
実際に走ってみてのレビュー。
それほどスピードを乗せるシューズでは無いと考えているのでインターバルやLT走ではなく普通のジョグに使って速度を上げ下げしてみました。
ウォームアップから感じたのは指先の自由度。高さ方向に少し余裕がある感じで、それが指先の解放感をつくってくれていて気持ち良く初めての感覚です。
ミッドソールは固すぎず柔らかすぎずな印象で、いい感じで反発力を出してくれている感じで走りをうまくサポートしてくれてる印象です。
スピード域で言うと私は5:00/kmくらいまでは気持ちよく走れる感触で、それより速いペースだと反発をうまく使えない印象でした。推測ですが私はミッドフット寄りで走るのですがそれがこのドロップの大きいシューズとうまく合っていない印象です。多分踵寄りから着地すれば強めのドロップをうまく利用出来て自然に前に足を転がせるのかなと思います。
スピードを出さない領域で使うつもりで購入したのでそういった意味で言うと狙い通りのものを買えたのかなと思います。指先周りの解放感もあって気持ちよくリカバリーが出来そうなのでソールがすり減るまで使いたいと思います。
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